【書籍レビュー】直感と論理をつなぐ思考法

こんにちは、ナル(@naru_1walk)です。

なんだかんだ本を読むことが習慣化してきました。
(書籍レビューを書くかどうかは別の話ですが)

読んだ本について

概要

「根拠のない妄想」を手なずけ、強烈なインパクトを生み出す、知的創造の新技法とは? 「妄想→知覚→組替→表現」の4段階サイクルを回すだけで、プレゼン・意思決定・アイデア・説明…すべてがうまく回りだす!

出典: 佐宗 邦威「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」

どうして読もうと思ったのか

  • タイトルにひかれた

内容まとめ

ビジョン思考

この本ではこれまでの思考方として3つのタイプを紹介している

  1. カイゼン思考
     PDCA。よくある継続的改善手法。
     計画→実行→評価→改善
  2. 戦略思考
     物事を整理して知恵を使って最善の解決策を考えること。
     目標設定→資源棚卸→選択集中→検証
  3. デザイン思考
     デザインを行う過程で用いる特有の認知的活動
     課題設定→共感→発想→プロトタイプ

それらに対してメリット・デメリットを述べた上でそれらとは異なるものとしてビジョン思考を提唱している。
これは妄想を駆動力にして想像する、直感と論理をつなぐ思考法である。
  妄想→知覚→組替→表現

あまのじゃくキャンパス

  • 当たり前を考える(今ある世界を見直す)
     なぜ当たり前が存在するのか?
     それは当たり前であることになんら不自由に感じないからだ。
  • 当たり前の違和感を考える
     それに対してあえて違和感を持ってみよう。
     例えば美味しい料理を食べたい時はレストランに向かっていた。
     当たり前のことだと思う。
     でも、これに対して違和感を持ってみよう。
     食べたい場合に料理屋に行く必要があるのだろうか。 
  • 当たり前の逆を考える
     例えば料理を家に宅配してもらえれば行く必要はない。
     おそらくこういった考えからUberEatsが普及し始めている。

センスメイキング理論

外界の状況を「感じ取り」 (sense)、その中から固有の意味「sense」を作り出す行動モデルで組織心理学者のカール・ワイクが中心となって提唱している。

センスメイキングは3プロセスから行われている。

  1. 感知   … ありのままに観る
  2. 解釈   … インプットを自分なりのフレームにまとめる
  3. 意味づけ …  まとめあげた考えに意味を与える

感想

余白づくりは重要

この本では何かを考えるのに何もないことを考える重要性を説明しています。
余白がないとすることだけで忙殺されてしまい、視野が狭くなるからです。

この説明を読んだ時、もしかして今やっていることは余白作りの一貫なのではということで自分がやっていることを一つ紹介します。

それは

仕事が溜まってきて忙しくなってきた場合、状況に応じて優先度が低くても簡単なものを作業する

です。

え?優先度低いんでしょ?だったら後回しでよくない?
と思うかもしれません。

もちろん最優先のものがあればそれらを優先して行います。
ですが個人的には仕事が多くなってくるとどれだけ終わらしても「早く仕事をしないといけない」と頭が働いてしまい、体がうまく動かなくなります。

そこで自分はまず仕事の項目数を減らします。

一時的に優先度が低い作業を行うことでスケジュールの予定が崩れますが、仕事が溜まったことでモチベーションの低下が抑えられ、最終的には効率的に仕事ができるからです。

やはり、気持ち的な余裕が作業を行うにあたり必要なんだと感じました。

世界を複雑なまま知覚することに意味はあった

この本で紹介された以下の言葉が心に残っている。

『単純化しないと理解できない』なんて誰が決めたの?複雑なものを複雑なまま吸収し、自分の理解をつくっていく ー そんなことは赤ちゃんだってやっているのに

左山弘樹氏(ネットワーク理論を研究する複雑系科学者)

これは確かにと思いました。
そもそも自分がプログラムを作る時は

簡単な説明を聞く(ルール、やってはいけないことを知る)
→自分で触ってみる
→理解する
→頭の中をまとめる

一応、自分の中で理解できるようにまとめはしますが、それを他の人が理解できるまでまとめるつもりは今はありません。
もう少しはっきり言えば、

「自分が思う、他の人が理解できると思うところまでまとめる」

よく、「誰にでもわかるように資料を作るようにしてくれ」を言われますが、相手の理解度がわからないため、どこまで資料を細かくすればいいかわかりません。

今は人に説明するときのスタンスは、
自分の中で人がある程度わかる資料を作成
→説明
→相手からの質問を返す
という形にしています。

基本的には相手からの返信があれば返す形ですね。
こちらからどれだけ熱心に説明しても、相手からのやる気がなければこちらのモチベーションが逆に落ちますし。

自分の中ではこの考えを知ることが出来ただけでも、読む価値がありました。

まとめ

今よくあるPDCAだけではうまく回らないことが多く、新しい考え方がないかなと思って読んでみましたが、この本で書かれていた思考法は今まで自分の頭になかったものでした。

また、世界を複雑なまま知覚する意味の説明を知れたことは有意義だと思いました。

思考法についての考えをまとめたい方は一度読んでみることをお勧めします。

最新情報をチェックしよう!