[書籍レビュー]ビルゲイツが大絶賛したFACTFULNESSを読んでみました

こんにちは、ナル(@naru_1walk)です。

FACTFULNESSについて

概要

ファクトフルネスとは――データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。
世界を正しく見る、誰もが身につけておくべき習慣でありスキル、「ファクトフルネス」を解説しよう。

出展:ハンス・ロスリング、上杉周作「FactFulness」

どうして読もうと思ったのか

  • 「思い込みを乗り越え世界を正しく見る」というキャッチフレーズに惹かれた
  • この本で紹介されている「焦り本能」について詳しく知りたいと思った

読んでみたほうがいい人

  • 自分の周りってよくならないようなぁと感じる人
  • 今世界はどうなってるんだろうと思う人
  • テレビのニュースをあまりみない人

読んでみて


この本のイントロダクションでは以下のようなクイズが13問出題される。

質問 世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる?
・A 20%
・B 50%
・C 80%

出展:FactFulness

どれも世界について知っているかのクイズだが、読み進める前に解いてみたところ

13問中6問正解

どの質問も大半の人は正解率が3分の1以下で、ランダムに答えるチンパンジーよりも正解できないらしい。

よし!チンパンジーよりは正解したな!

というのはさておき、解答して思ったことは予想以上に思い込みが多いという印象。

自分は引用した質問は間違えています。
この問題を解くときに頭の中に思い浮かんだのは貧困にあえぐ子どもの姿でした。
テレビやインターネットでは貧困にあえぐ子どもについての情報がよく流れてくるから、これくらいかな?と思ったのです。

これはテレビやインターネットで流れてくるニュースの印象が思い込みとして強く残っているからです。

このような思い込みを10に分けてなぜあなたがそう思うのかを含めて一つ一つ丁寧に説明しています。

この本での解説は頭の中にスッと入ってくる。
それはこの本では今の自分の常識が間違っていると一言も言われていないから。

帯にもある通り

「あなたの”常識”は20年前に止まっている」

と表現しており、常識は正すのではなく、今の世界の見方をアップデートできる。

「FACTFULNESS」を読む前はニュースを見るたびに、悪いことばかり起きているなぁと思っていました。しかし読んだ後は確かに世界では色々なことが起きているけど本当に悪いことばかりなのだろうかと思うようになりました。

最近だと煽り運転のニュースがよく流れます。煽り運転は悪いことですがそれらがわかるようになったのはドライブレコーダーの普及によりその証拠が残るようになったからです。

悪いことは悪いことですが、悪いこととしてニュースとして流れるようになったことは良いことなんじゃないかと思えるようになりました。

最後に

まとめ

「FACTFULNESS」は400ページとページ数がありますが、10章に分かれており、1章がそれほど多くないため、スラスラ読むことができました。

「FACTFULNESS」を読んだから自分の中の常識が劇的に変わるというものではありません。むしろ読んでもそんなに変わりません。
しかし物事を考える際、「でもどうなんだろう」と一歩引いた形で考えられるようになりました。

その結果、世の中は思ったより悪くなっていないと思えるようになり、少し気楽に過ごせるようになったと思います。
自分の思い込みがどうなっているのか一度見てみてはいかがでしょうか。

おまけ

現在、「FACTFULNESS」を翻訳した方が世界や日本について知っているかのクイズをインターネットで公開しています。

今、自分が世界や日本についてどれだけ知っているか一度試してみてください。

『ファクトフルネス」チンパンジークイズ
https://factquiz.chibicode.com

『ファクトフルネス」風?日本の事実が学べるニホンザルクイズ
https://factquiz-jp.chibicode.com

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